ポメラニアンの橈骨の骨折治療について症例報告したいと思います。橈骨の遠端の骨折で、しかも骨の増殖が良くないポメラニアンなので、慎重に治療していかない症例です。
骨折直後の画像です。
プレートでの固定後の画像です。
2か月後、骨の増生が認められたので、2本のスクリューだけを除去しました。プレート固定の期間としたら十分なので、この時点でプレートを除去する時期なのですが、プレートの助けを借りながら骨に力が伝わるように一部のスクリューを除去する方法を取りました。
術後3ヶ月でプレートを完全に除去しました。
骨は問題なく治癒したと思われます。その後は再骨折もなく過ごしています。
